大工の息子が生まれた日

散る桜、残る桜も散る桜

昨日は映画「男たちの大和」を見た。朝日新聞協賛なので反戦映画じゃないかと心配したが、ただ淡々と戦艦大和に搭乗する学徒の心境を描写する映画だったので安心した。この映画を観ると、元々反戦思想を持つ人はその思想がより強く、大東亜戦争肯定派はアメリカ憎しの念がますます強くなるんじゃなかろうか。
ともかく、史実としてタイタニックなんかよりも大和の沈没の方が遥かに悲劇じゃなかろうかと思う次第でありますよ。

雑誌、ブルータスとかあほっぽい雑誌が嫌いだ。昨日床屋でだされたブルータスを眺めていたら嫌いな理由がわかった。その号は日本のお土産特集だったのだが、有名人が選ぶお土産リストで掲載されている有名人がモデルやグラフィックデザイナーといった聞こえのいい職業の方々。
だがね、モデルやグラフィックデザイナーがお土産のセンスがいいかは別問題だろう。お土産に関しては全くの素人をだしているのに、どうだ、いいセンスでしょうと鼻持ちならない紙面。ただ、表層部分でしか物事をとらえられない今の風潮にあっているといえばそうなのかも。

オリコンのCDアルバムランキング、今日観たら2位、3位、4位、6位、7位、9位がベストアルバムなのだ。今の音楽なんてみんなシングルしか聞かないんだ。だからアルバム買うのもシングル目的。ベストは全部シングルだから全部聞ける曲だが、普通のアルバムは全部は聞けない。
もうさ、普通のアルバムなんてやめて全部ベストにしちゃえばいいんだよ。

今日は大工の息子が生まれた日で世の中がうわっついているのでシニカルになりました。