いろいろ

工場にばっかりいて日記かけませんでした。いろいろ書きたい事あったのに。

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朝ズバ、捏造ニュースやばいですね。近年の企業の業績は何か1つ不祥事があるとメディアに徹底的に叩かれ極度の業績不振まで落とされる。例:フジヤ、三菱自動車西武グループ雪印等々
でもマスメディアの不祥事はマスメディア同士では叩かない。いくらネットが発達してもこの構造はあまり変わりませんね。

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AppleとEMI、DRMフリー楽曲販売へ
http://jp.techcrunch.com/?p=1730

音楽業界のみならず、著作権業界の快挙だったんじゃないでしょうか。英米の産業構造の変化から著作権は強化すればするほどよいという流れの中、本来著作権は何のためにあるのかという原点に立ち返った決断。Appleの決断もすばらしいが、なにより大手権利保持者のEMIが絡んでいるのがすばらしい。
数ヶ月前の東洋経済で「著作権は儲かる!」とかいった題名で販売されていたのを立ち読みした。そりゃ、著作権ビジネスを国が強化しようとしているのだから、儲かるに決まっている。今更堂々と言う事ではない。しかし日本の著作権は民族的な生真面目さから目的を失い、著作権強化こそが目的と化している。著作権は手段であるにもかかわらず。デジタル放送のコピーワンスであるとか、着うたの電話機を変えたらもう聴けないガチガチのDRMとか。
お金を払って買ったはずなのに、「個人で楽しむ」のにも苦労させられる日本の著作権も転換期にきてるんじゃないですか?

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そうそう、上記の東洋経済に出ていた松本零士先生。「模倣は作品と呼べない。」「オリジナルと模倣は違うもの。」といった主旨の発言をしていたのだが、芸術に限らず全て模倣から始まるんだろう。それを改良して作品は成り立って行く。その典型的な例がグリム童話を改良したディズニー。松本先生だって戦艦大和を宇宙に飛ばせただけと言えばその程度。戦艦大和著作権があったらあの作品は作れない訳ですよ。

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さて、このニュース。イラン、英国捕虜解放。どう解釈すればいいのだろうか。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20070406k0000m030053000c.html

そもそもイランがこの捕虜を拿捕したのは、イランとイラクで境界が曖昧で国際協議で決着がついてない地域。(イギリスはイラク領海と主張し、日本のメディアもそう放送。)
そんな微妙な地域に挑発する様にノコノコ出かけて行ったら国際紛争のネタになるのは当たり前だ。このイランの行動にイギリス/アメリカが怒って空爆というシナリオかと思っていた(アメリカお得意の自分を被害者に見せかけて徹底的に叩く作戦)
イランはそれを見越して一旦捕まえたものの、戦争回避の為に捕虜を解放したのだろうか。そして国際世論的にイギリスに恩を売った形にしたのだろうか。ともかく、今回の処置についてはイランに軍配があがった。

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アメリカが従軍慰安婦問題を蒸し返してきている。これは、北朝鮮に対する譲歩とセットで安部内閣小泉内閣ほどに米国追従でない事に対する警告ではなかろうか。これに対し安部内閣はひるまず、小泉内閣以前のように、中韓露をふくめた米国との微妙なバランスの外交を取り戻すべきだ。
今回の事件は小泉内閣はつくづく日本の外交力を低下させたと実感させられる。「わかりやすい」対米阿諛追従は、東アジア外交を断絶させ、日本国内世論を排他的ナショナリズムに陥らせた。米国からは北朝鮮対策の一時的な協力体制を得られたにみえたが、これとて北朝鮮の核保持を実現させ全くの逆効果であった。結局の所小泉内閣の米国への外交で得られた物は、日本国内の格差だけだったのではないか。