キングコング

眠いねー

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映画キングコングがテレビで上映されていたので、観た。
最後の1時間弱だけだけど。
オリジナルも知らず、中途半端な状態のみの鑑賞で感想を申し上げるのは申し訳ないと思いつつも、特に他に話題も無いので書かせていただく。
観た内容を要約すると、町中で無駄にでかいゴリラが暴れ回りつつ、金髪美女といちゃいちゃ。ところが軍隊が繰り出してきて、でかいゴリラは金髪美女をかかえて逃げ回ったあげく、戦闘機の的となるべくエンパイヤステートビルのてっぺんまでよじ上る。無慈悲な銃弾を浴びるゴリラを金髪美女が必死にかばうも、そのかい空しくゴリラ落下→死亡。その後美女は人間の男と抱き合うという不思議なお話。
巨大クリーチャー登場の映画が大好きなオイラとしては楽しく見させて頂いた訳だが、でかいゴリラと金髪美女が相思相愛の様相で場面が展開される点が全く持って解せない。
本来巨大クリーチャー映画は、人間様の叡智と強大な重火器により無慈悲に虐殺されるべきであり、一切同情の余地を挟まない様な物語の展開が望ましい。それがB級映画であり、人間の本質そのものであるからだ。
本来分かり合うはずの無い獣と金髪美女の愛は、虚構性の中に酔おうとする視聴者をしらけさせるだけの偽善的な演出であろう。
ここは是非、名作「アナコンダ」の蛇の寝床を侵略蹂躙したげく、そこに巣食う蛇共を殺し燃やしの非道の限りを尽くした様を見習うべきである。