塩婆の本に関する考察

お正月はアッコさんにあえなくて寂しい

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正月前に買った塩野七生ローマ人の物語14巻読み終わった。
自分としては一番詳しいコンスタンティヌス-コンスタンティウス-ユリアヌス-ヴァレンティニアヌス-テオドシウスの時代の巻だったためいくつか正確さに欠いていると思う部分が目につくものの、やはり全体的に楽しめた。
塩婆の本は正確さに欠いていやとか感情が入りすぎていやとかよく評されるものの、ローマの歴史をこんなにも日本人にわかりやすく、親しみやすく紹介している本は他に見当たらない。ヨーロッパ人による本は沢山出版されているものの、それはやはりキリスト教のフィルターがかかっていて読みにくい。日本人の学者の本は面白みが無い。
そういった意味でも、やはり塩婆の本はローマ史全体を手軽に俯瞰できる最良のテキストであるという認識は上記の欠点を考慮しても変わらない。
でもやっぱりカエサルに熱を入れ過ぎだとは思うけど。

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キリスト教アタナシウス派の神と子と精霊の三位一体。精霊がなんなのか未だによくわからない。精霊だけいきなり登場したし。

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そういえば、カトリック教会での友人の結婚式で、写真を撮ろうとおもってカメラをだしたら、この教会は神聖な場所なので写真を撮らないでくれと言われた。横を見たら教会公認のカメラマンがばしばし写真撮ってた。やっぱり教会は金儲けの場所なのね。キリスト教司祭アンブロウシウスとテオドシウス帝による異教、異端の迫害を読んでたらその事を思い出した。
エルサレムで金儲けしていた人を、ここは聖地だから金儲けするなと屋台を破壊しまくった教祖イエスがみたらどう思うのか。
http://www2.plala.or.jp/Arakawa/c020.htm

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今日は実家のパソコンのマザーボードが壊れたから新しいマザーボード、CPU、メモリ、HDD、XP Home Editionを買って組み立ててOS再インストールした。でもウインドウズ2000で推奨されていたダイナミックディスクという今まで使っていたディスクのフォーマットがXP Home Editionではサポートされないらしく、もう一度2000をインストールするはめに。XP、そのくらいサポートしてほしい。原因がわかるまで3時間くらい無駄にしたじゃないか。
しかしこれだけ買って6万円弱、うち2万3千円がXP。使えないOSのくせに高すぎ。

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次読む本はなににしよう。モムゼンは高いからな。とりあえずファーブルの続きが出ているのでそれを買わないと。