Slayer2

またまたメタルの話題です。

    • -

昨日、スレイヤーがキリスト教の国で売れるのはおもしろい、と書いた。
よくよく考えたら、彼らの代表曲Angel of Deathではアウシュビッツの凄惨さを歌い婉曲的なナチ批判(と僕はおもっている)をしているので、ひょっとして彼らはユダヤ人なのではないかと思った。それでキリスト教批判をするのかと思ったのだが、調べると実はボーカルのTom Arayaは立派なキリスト教徒らしい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Tom_Araya


ちなみにAngel of DeathではプロデューサーのRick Rubinがユダヤ人だった。
http://www.tv.com/rick-rubin/person/289314/summary.html


熱心なキリスト教徒が「キリストは邪悪だ」、¥神はおれらを憎んでいる」とか歌っているのか。キリスト教が内包する慈愛と凶暴性の間で迷う信者の葛藤がSlayerを生み出したと考えると、音楽性以外にもそのファンの真理も含めて実に面白いバンドなんではないか。そしてビルボード5位になるアメリカの状況もまた、民衆心理のなかで何か大きな変化の前兆かもしれない。

というわけで、これからSlayerの歌詞には大注目であります。しかし、単語がむずい。。。辞書片手に聴かなきゃ。。。
スレイヤー歌詞
http://www.darklyrics.com/s/slayer.html