プラチナナノコロイド

教育改革をやろうとしたら、いじめ自殺やら未履修問題やらで急に教育現場問題発生。タイミング、あからさますぎます。

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映画ウォークザライン観た。役者本人が沢山歌ってて、それがまたうまい。ちょい感動。

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なんか最近プラチナナノコロイドとか白金ナノコロイドがいいとの宣伝をよくみる。
これとか
http://top.dhc.co.jp/shop/link_basket/psnano/index.html
これとか
http://www.jo-nets.com/platinum/index.html

前にも書いたが、金属体内に入れたり塗ったりして大丈夫なのか?と常々思っていたので、ちょっと調べてみた(ほんとにちょっとだけ)。
どうやら、プラチナは活性酸素を無くす触媒となるから老化防止につながる、という事らしい。そしてそれは東大の宮本有正教授によって研究されているらしいが、あくまでそれはマウスでの段階。人体での副作用どころか効果もわからない。
http://www.k.u-tokyo.ac.jp/j/info/pros/kyoujyu/sentan/kouzou/yuusei_miyamoto.html
さらにはそもそも最近は活性酸素が老化の直接的な原因ではないという論文も出ているのだから、プラチナの酸化防止機能なんてなんの役にたつのかわからなくなってくる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/活性酸素

またもなんか無責任なものが流行ってるな、という感じ。ゲルマニウムとかマイナスイオンとか意味が無いものを臆面も無く薦めて売る会社も会社だが、喜んで買う消費者も消費者。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マイナスイオン
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲルマニウム
物事をイメージだけでとらえて、自分で調べる事もしない。

で、こんなイメージに流される国民が民主主義をやると衆愚政治となりなさけない、とつなげて書くのはワタクシのいつものパターン。相変わらず愚痴っぽいですわ。

参考リンク
http://stratospheric.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_891b.html

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衆愚政治と言えば、近代の大衆煽動成功者、ヒトラー我が闘争の中でこんな事を言っているそうな。

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「いかなる宣伝も大衆の好まれるものでなければならず、その知的水準は宣伝の対象相手となる大衆のうちの最低レベルの人々が理解できるように調整されねばならない。
 大衆の受容能力はきわめて狭量であり、理解力は小さい代わりに忘却力は大きい。この事実からすれば、全ての効果的な宣伝は、要点をできるだけしぼり、それをスローガンのように継続しなければならない。
 大衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮でなく、むしろ感情的な感覚で考えや行動を決めるという。この感情は複雑なものではなく、非常に単純で閉鎖的なものなのだ。」

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なにか最近の出来事を思い出しますねぇ、この言葉。