ローマ人の物語7

29日までしごと

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ローマ人の物語 (14) キリストの勝利

ローマ人の物語 (14) キリストの勝利

キリスト教が国教になったローマ帝国についにユリアヌス帝の登場。人間は神のみによって生きるのではなく、人の意志に従って生きるべきだとギリシャローマの多神教に戻そうとしたユリアヌス。辻邦生先生のおかげで背教者ユリアヌス大好き野郎が多数の日本においては、婆のユリアヌス非難もちょいと陰を潜め気味ながら、やっぱりカエサル様にはかなわないわんと相変わらずののろけっぷり。
そのあとテオドシウス帝によりキリスト教以外禁止とかいう気違いじみた法律が出来た事に婆の愚痴は炸裂。テオドシウスはバカだ、と。いやいや、キリスト教圏内の人の本では絶対に読めない記述。やっぱり婆の魅力はキリスト教嫌いであります。ミソポゴン。
あえてクリスマスに書いてますが。

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ローマ人の物語 (15) ローマ世界の終焉

ローマ人の物語 (15) ローマ世界の終焉

ついにローマ人の物語も大円団。最後のローマ人と言われたスティリコもあまり褒めないでさらっと記述し、西ローマ帝国を滅亡の危機においやった恐怖の蛮族隊長アラリック様を頭の悪い奴と切り捨て、やっぱりカエサルの方がかっこいいわよと最後の最後までカエサルラブで埋め尽くされた本巻。ローマ人の物語を15巻にわたって書いたのは私のカエサルへの愛を見てと自慢するためであったかと結論づけられる最終巻であります。カエサル万歳。