それでも僕はやってない

休暇、休暇、フレックス

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今日は久々に映画をみた
「それでも僕はやっていない」
http://www.soreboku.jp/index.html
冤罪をテーマとし、綿密な取材を元にしたリアリズムあふれる映画だった。
満員電車に乗ったごく普通の男性が、近くにのっていた女子高生に痴漢をした、と誤解された。
「たかが痴漢」の「誤解」だとタカをくくっていると逮捕→起訴→裁判と主人公が流される様に物語は進んでゆく。
そこには主人公と同様、観客の我々も「やっていないのだから、真実を述べ続ければわかってくれる」という甘い幻想は打ち砕かれ、長く辛く苦しい裁判が続く。全面的に採用される被害女性の曖昧な証言、ことごとく罵倒され否認されわずかな矛盾点をつかれる主人公の証言。
この映画は本当にすばらしい。多くの人が見るべきだ。日本の司法制度の問題点、我々の甘い認識を浮き彫りにしてくれる。映画では被害者の女子高生は主人公を陥れる悪意は無い様に描いていた。もしこれが現実で、女性に陥れる意思があったとしたら....考えるだに恐ろしい。

そして思う。電車では女性のそばに立たない様にしよう。。。