スモールワールド
だらだらしてます
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スモールワールドと言ってもミルグラムのそれではなくて、我らが父ウォルトディズニー様のイッツァスモールワールドの話。
東京ディズニーランドのイッツァスモールワールドではこんな歌が流れている。
〜世界中 だれだって ほほえめば 仲良しさ
みんな輪になり 手をつなごう 小さな世界
世界はせまい 世界はおなじ
世界はまるい ただひとつ
世界中 どこだって 笑いあり 涙あり
みんなそれぞれ助け合う 小さな世界
世界はせまい 世界はおなじ
世界はまるい ただひとつ〜
「世界はひとつ」というファシスト、レイシストで有名なウォルト様の御言葉は非常に示唆に富んでいます。
この歌が作られた1964年は今より激しくキリスト、イスラム、仏教世界が争った帝国主義時代を経て、資本主義と社会主義との思想のぶつかりあう冷戦時代であった。互いに自分勝手に「世界をひとつ」にしようと兵器開発をつづけ人類を何度も滅亡される核兵器が製造され、ベトナムでは多くの犠牲がうまれた。
この「世界はひとつ」という思想は一見平和主義と思われがちだが、実際は身勝手に「ひとつ」を強制しようとするファシズム、全体主義の方が近い。
現在の中東情勢をみればわかるように、アメリカの民主主義おしつけによってイラクは戦争がおこり、終戦後もなお大混乱に陥っている。世界はひとつではなく、ちいさな世界がそれぞれ切磋琢磨しながら発展してくものであり、他世界への過度な干渉はひかえるといった考え方の方が平和主義者であると言える。
よって、子供にイッツァスモールワールドのようなファシズム的な思想を植え付ける事は危険であり、繰り返しながれるかの音楽は洗脳となんら変わりない。
といった話を大学時代の友人にしたらどんびきされた。