悲しみ

もう疲れた

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読了から一日たっても、「百年の孤独」の本から出る悲しみから逃れられない。

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

なんかずっと心が沈んだまま。特に「泣ける」話ではなく、漠然とずっと悲しい。
これが名作と言われる所以なのだろうか。
非現実的にもかかわらずありありと情景を想像させる独特の力強い描写力は、初めての体験だった。癖になりそうだ。そして強烈な最後。
決して安易なオチではない。わかっていたこと。予定調和の滅亡。にもかかわらず、驚き、悲しまずにいられない、不思議な感覚。

この本は、一度、読んだ方がいいと思います。文章も平易で読みやすいし。登場人物の名前がみんな似ているので、こんがらがりそうですが、そこさえ気をつければこの本は深い悲しみにゆっくりと心を浸してくれます。

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なんでも売国大臣竹中君がついに本性表したようで。これでもまだ竹中君の支持するバカがいるのかね。

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まずはこの記事Diamond Online

http://diamond.jp/series/nippon/10003/

サブプライム問題は新しい事象なので、全体像を把握している人は誰もいないと言ったほうが正しい。」
<と、言っておきながらその後>
「竹中 そこで今回、ニッポンの作り方として、「民営化された日本郵政アメリカに出資せよ」とぜひ申し上げたい。」
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もう、ええええええええ?なんで?
誰も全体像を把握していないで、クレジットクランチどころか今後キャピタルクランチの懸念があるアメリカに、どうして郵政が出資しなきゃいけない?リスクのある所に、日本人の貯蓄を?全く意味がわからない。

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で、さらには
「だからアメリカから見ると安心して受け入れられる、民間の資金なんです。アメリカに対しても貢献できるし、同時に日本郵政から見ても、アメリカの金融機関に出資することで、いろいろなノウハウを蓄積し、新たなビジネスへの基礎もできる。」

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あの、なんで日本がアメリカに貢献しなきゃいけないんですか?属国じゃないんですよ?ついに本音が出た、というか、この一言にこいつの行動は集約されるわけだ。

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で、さらにこちらなんだが
産経ニュース 【竹中平蔵 ポリシー・ウオッチ】成長戦略いまだなし
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080421/plc0804210233014-n1.htm
「経済を成長させる戦略として、法人税減税の為の消費税引き上げ議論を」って....
おい。
そんな事したら、失われた10年再びだろう
先のコラムで
「私は実は、日本のほうを心配しています。サブプライムの影響そのものは大きくないが、円高を通して輸出産業が影響を受ける。一方で改革が進まず内需が弱い。日本をよくすることは、サブプライムとは別に考えていく必要があります。」と言っていたが、消費税を上げたら日本の内需は死んでしまうのは火を見るより明らかだ。
法人税減税→設備投資→新規市場開拓→購買意欲増加
ってサイクルを狙ってるのか分からんが、少なくとも今は供給はむしろ過剰な状態。
一昔前なら法人税減税で余剰になった資金を労働者に分配して内需拡大に貢献したが、現在では労働者ではなく株主に分配するのが常識。
その株主は半分は外国人。あー、またアメリカのためですか?竹中先生。
どこまで日本を壊したらいいんですかね?